<HUB> その1 ― 2006年05月27日 10:51
splumeでは<次世代アバター>を<HUB>と呼んでいる。
HUB(ハブ)といえば、個人的には最初に思い出すのは「ビジネスモデル特許」。それまでビジネスの手法は特許の対象にならないと考えられていた。しかし米国の「シグネチャーフィナンシャルグループ」が出願した「ひとつのポートフォリオで複数の投資信託を管理する方法」が1990年代後半に特許として認められた。
特許の詳しい内容はとりあえずどうでもいい。 この「ひとつの中心」から「複数のもの」に放射状に広がる構造が、自転車のタイヤの車軸(ハブ)とそこからひろがるスポーク(周辺のタイヤとの間をつなぐ金属の棒のところ)に似ていることから、この特許は「ハブアンドスポーク特許」と呼ばれたんだ。 この当時のビジネスモデル特許の解説本には、必ず「ハブアンドスポーク」の図が載っていたものだった。中心に<丸>。そこから放射状に広がる棒のそれぞれの先にも<丸>。だいたいはそんな感じの図。 この図をあたまにイメージしながら、続きを読んで欲しい。
ハブアンドスポークという視覚的な連想に基づく「たとえ」は好まれている。飛行場にも<ハブ空港>って用語があるね。 周辺地域の空港から飛行機が集まってくるような空路網の中心となる拠点空港。日本でいったら「成田空港」かな? 南アジアに向けて、中国に向けて、オーストラリアに向けて、ヨーロッパ、米国、、、。成田からはいろいろな方向に向かって飛行機が飛んでいくよね。 この場合も、ハブ空港から放射状に広がる航空路をスポークと見立てハブアンドスポーク理論って呼ばれてる。
「ネットワークの仕事をやってるんだったら、まず最初に思い浮かぶのはLANのハブアンドスポーク型ネットワークじゃないの」ってのもあるかな。実際、事務所では目の前にネットワーク機器のハブが転がっていて、ケーブルが四方に伸びている。ケーブルの先にはそれぞれPCが接続されている。 splumeのサーバ群でも何台かのハブを使っている。
splumeの世界で、次世代アバターを<HUB>って呼んでいるのは、こうしたビジュアルな「中心と放射状に広がる」構造を伝えていきたいからなんだ。
この構造だったらHUBじゃなく「雲丹:ウニ」って呼んでもいいかもしれない。でも、ちょっと磯臭い感じが強すぎる。 マイナーなだけどイギリスのマン島のマーク:車輪の中に中心から広がる三本足の「紋章」<trinacria>もちょっと近いイメージ。
http://www.eigo21.com/tristan/mm/bounty2-2.htm
あるいは日本でいったら「卍」。ヒットラーが使った逆「卍」。これらは中心からのエネルギーの流出と流入をあらわす古い象徴。一方は善で一方は悪のイメージもある、らしい。
・・・ちょっと脱線した。
それじゃ、splumeのHUBで中心にあるものは何? そして、中心から広がる放射状のノードが表徴するものは何? このビジュアルイメージとsplumeって名前の関係は?
この続きの話は<HUB> その2で・・・。